東京都知事選その3

都知事選はリベラル系の脱原発と保守系の脱原発、自民系に極右、と今の市民の岐れ方をかなり反映していたと思います。

それにしても政策が貧困な細川陣営に行く人が多い、特に有名人が多いのが腑に落ちない部分があったんですが、あいつは共産系だ、と有名人社会で後ろ指を指されないための防衛策、というのが強かったのかもしれませんね。

勝手連で応援しているだけで、共産系ではないでしょう。勝手な応援も許容できない、二つを区別できない、というのはちょっとおかしいか、アレルギーが過ぎるのではないですかね。

それにしてもほぼ関係ないといえる、宇都宮陣営と共産党の関係だと思うのですが。

そういうことを言っている人の中には普段はマスメディアの報道を批判している人も多いですが、それこそ、テレビの文脈付けの思う壺だったのではないでしょうか。

「福祉の舛添」はさっそく福祉の予算の根拠を語らず、高速道路を造ることを話しているようですが、すでに公約として前面に押し出していた方向とは全く逆のほうに行く気が満々です。

お年寄りに支えられて当選したといわれますが、長年汚職まみれの自民党政権を支えてきた彼らは、こういうのが無いと逆に不安になるくらいまで堕落してしまっているのかもしれません。

佐村河内の嘘はたしかにスキャンダラスでしたが、それより政治家の嘘の方が、社会に及ぼす罪は大きいのです。しかし、マスメディアの取り上げ方には天と地ほどの差があります。やはり電波を持っている資格は全くないのではないか。

「「小泉頼み、やめた方がいい」=脱原発、機運しぼまず-細川氏参謀・古賀茂明氏」(http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2014021200715)には「最大の要因は、細川氏は『原発ワンイシュー候補』だという宣伝が行われたことだ。原発以外の公約も出したのに、マスコミのキャンペーンもあり、細川・小泉陣営は『原発オンリー』『景気・雇用は無視』とのイメージがつくられ、結果に大きく響いた」との古賀さんの弁が乗っていますが、開票日明けの朝日新聞の2面で有権者に指摘されていたように細川陣営は「原発以外はどの候補も同じだ」と非常に適当な発言をしていました。これではマスコミの責任とは言えないでしょう。

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