名人戦の第3局はどうも、先手の4六歩がまずかった、みたいですね。矢倉のこういう形での4六歩には正体不明の感触の悪さを感じることが結構ありますけど、後手の指し回しはそれの一つの答えなのでしょう。
スーパーJチャンネルでは大学院を卒業して現場の監督をする土木女子を特集。昔は山の神が嫉妬するとこじつけられてトンネル工事にも入れなかったと聞きました。隔世の感があって素晴らしいことですが、本当に近代人は変な迷信を創作しないでほしいと思います。
そのほかでは、ワイドショーでは沈没船の事故を飽きもせずにに取り上げ、最近では企業カルトと宗教カルトの複合体であって「拝金主義」だという指摘も出てきましたが、日本国内を自省しながら語るということはなし。
そもそも日本国内のことをやりたくないので、韓国のことを延々と放送しているのでしょう。それこそ、なすべき報道をせず、電波を私物化した拝金主義なのです。
5月13日のNスタでは船会社の会長一族の家を直撃。勝俣会長の家にはいかないで、こういったところにはウキウキ気分で(たぶん)乗り込んでいきます。恥ずかしいという言葉を知らないのでしょう。
勝俣会長には一度だけ直撃していましたが、すでに事故から2年以上もたったころで、逃げ切ったのを見計らった上での共犯のアリバイ作りです。むしろ行っただけ質が悪いといえます。
とべさるではパックンは日本の秩序ボケについて指摘。
前に私も書きましたけど、これが歴史修正主義の台頭を招いたと思うんですよね。そして、未だに秩序ボケかさもなくば歴史修正主義かの両極で、中道の人をほとんど観かけない状態だと思うのです。
その中でパックンがまずはドイツのようにしっかりと中韓に謝罪するべきだ、と言っていましたけど、「(インタビュー)欧州から考える日中 北海道大学教授・遠藤乾さん」(http://www.asahi.com/articles/DA3S11112955.html)という記事では、日本の戦後の取り組みはドイツと比べても評価できるもので、ドイツはユダヤ人にしか謝罪していない、と指摘。最近ギリシャ危機でギリシャに対するドイツの賠償が問題になったことは記憶に新しいです。
(続いての「(インタビュー)過去の克服、ドイツの場合 マルティン・ザルムさん」は最近の動きまで含めて、それに答えたインタヴューといえるでしょう。ベルリンの壁崩壊で訴訟が頻発した、などという所も日本と似ています。)
こういった部分を率直に評価してこなかったことも、そのコインの表裏としての歪んだ右傾化の一因になっていると思うのです。
特にパックンがそういうことを言うとそれじゃあアメリカは原爆を謝ったのかという話にもなってしまいかねないでしょう。
靖国参拝以前で言えば、この問題について足りないのは謝罪というより、国内での軍部に対する処断です。原爆の責任もまずは軍部なのです。
ドイツではナチスを捕えたのに対して、アメリカは日本の軍部や皇族を占領に利用するために生かしたんですよね。
私は謝る以前に、日本にいる軍部の残党的な人間や天皇の戦争責任をしっかり問うべきだと思います。それが真の反省です。
「経常黒字が過去最少」(http://www.tv-asahi.co.jp/dap/bangumi/hst/news/detail.php?news_id=38456)では原発停止を輸入増加の理由の一番に持ってくるのはおかしいです。
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