プロメテウスの罠 内部告発者

「プロメテウスの罠」の内部告発者編は、「東電は01年8月8日、保安院にそのウソを報告している。」など、東電やGEのトラブルの隠蔽や改竄が書かれていますが、責任を取った形跡は当然なし。

読売や日経の再稼働を後押しする記事が引用されていますが、大手メディアを通じて、むしろ、強引に再稼働をすすめています。

本間龍さんが、安全神話の確立のために2兆4000億の広告費が使われたといっていますが、これもそのうちに入るのでしょうか。

ここら辺の責任の追及と検証は当然欠かせません。朝日新聞もこういった取材での成果を自社や全体に反映してほしいですね(絶体にやらない)。

ここで体質改善をしていれば事故は起きなかったというまとめですが、本当にどこまでいってもどこも誰も体質を改善しません。

いろいろ観ていますと、事故前から原発が壊れるはずはない、と言っていた人ほど、事故後も原子力ムラ化する傾向がありますが、体質の改善は人の大難事です。

「米国でそんなことをしたら刑務所行きになる」になる、といったこともしていたとのこと。

ここらへんは電通の活動などとも共通しています。原子力ムラと日本を衰弱させる既得権層は実に違法でアウトローなのが実態です。

日本はよりこういった改竄で痛手を蒙っているのですから、さらに厳しく刑務所に送り込めるような法律を本来なら確立しなければなりません。

「ベルボーイの一言」の下りも印象的。日本には、市井によりしっかりした人がいたのは戦前とも共通です。

地震の時にGE社員がみんな逃げたことも書かれていますが、これは知りませんでした。保安院以外にも逃げていたんですね。

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